法政大学の入試情報!入試方式や科目ごとの対策ポイントを解説

法政大学にはさまざまな入試形態があり、日程も概要もさまざまです。

複数学部もしくは他大学との併願も考えながら、負担にならない範囲で最大の合格チャンスを獲得していきましょう。

今回は、法政大学の入試情報を解説します。

法政大学の5つの一般選抜入試方式!

A方式入試(個別入試)

● 各学部による個別日程入試

● 全学部・全学科で実施

● 3科目受験

● 全国6都市で実施

学部・学科ごとに別々の日程で本学独自の入学試験を実施する制度で、理工学部機械工学科航空操縦学専修を除く、全学部・全学科で受験することができます。

試験日が異なれば併願が可能です。一般入試の中で、募集人数が一番多い方式です。

全国6都市(東京・札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡)で実施します。

T日程入試(統一入試)

● 4学部で同日に試験を実施

● 2科目受験

● 全国10都市で実施

● 併願による割引制度あり

14学部(GIS(グローバル教養学部)、理工学部機械工学科航空操縦学専修を除く)が同じ日に本学独自の入学試験を一斉に実施する制度です。

2科目で複数学部の併願が可能です。(同一学部内で複数の学科を併願することはできません。)

全国10都市(東京・札幌・仙台・新潟・金沢・長野・名古屋・大阪・ 広島・福岡)で実施します。

英語外部試験利用入試

● 一定のスコアを持つ受験生の英語試験免除

● 1科目受験(英語試験免除)

● 全国10都市で実施

● 併願による割引制度あり

英語外部試験で一定以上のスコアがある受験生を対象に、英語以外の1科目の点数のみで合否判定を行います(GIS(グローバル教養学部)は換算型)。

T日程入試との併願が可能です。

全国10都市(東京・札幌・仙台・新潟・金沢・長野・名古屋・大阪・ 広島・福岡)で実施します。

大学入学共通テスト利用入試 B方式

● 大学入学共通テストの点数のみで合否判定(私立大学型)

● 全学部・全学科で実施

● 3教科(3~4科目)

● グローバル教養学部は2教科+英語外部試験の出願資格

「3教科型」の入学試験で、大学入学共通テストの総合点のみで合否判定を行う制度です。得意な科目で勝負できる私立大学型の大学入学共通テスト利用入試です。

大学入学共通テストが指定する全国の会場で受験可能です。

学部が異なれば本方式内で併願可能ですが、同一学部内での学科併願はできません。

大学入学共通テスト利用入試 C方式

● 大学入学共通テストの点数のみで合否判定(国公立大学併願型)

● 13学部で実施

● 5教科6科目

● 国公立大学を受験する方におすすめ

「5教科6科目型」の入学試験で、大学入学共通テストの総合点のみで合否判定を行う制度です。

国公立大学と併願しやすい科目・スケジュールで、国公立大学の合格発表を確認してから入学手続きに必要な入学金・学費等を納入できます。

会場は、大学入学共通テスト受験会場です。

学部が異なれば本方式内で併願可能ですが、同一学部内での学科併願はできません。

法政大学入試の科目ごとの対策!各科目の出題範囲や傾向は?

各教科の傾向は、およそ以下の通りです。

学部・学科により出題傾向が変わるケースも多いですが、参考にしてみましょう。

英語

年によって読解問題のテーマは異なりますが、社会・文化・国際などのテーマを扱う傾向が強いです。

反面、テクノロジーや生命科学に関する出題は少なく、専門用語の暗記は少なくて済むでしょう。

一方、基本的な英単語は幅広く網羅し、ひとつの和訳に限定しない柔軟かつフレキシブルな読解の基礎となることが求められます。

単語やイディオムを知らないとそもそも解けない問題が多いため、テーマ別の対策をするより基礎力を重視する対策の方がよさそうです。

試験開始と同時にまずは全体的に軽く目を通し、時間配分を大まかに決めておくことが肝心です。

基本的には80分のうち60分程度を大問2以降に使うイメージを固め、逆算しながら解いていきましょう。

現代文

法政大学の現代文は、問題文の量が多い傾向にあります。

目を通しているだけであっという間に時間が経過してしまいますので、ある程度テクニックに頼った読解が必要になるシーンが出てくるでしょう。

長文問題に取り組むときは、常にストップウォッチを携帯しながら時間を意識していくことが重要です。

一朝一夕には身につかない能力ですので、長期的なトレーニングが欠かせません。

また、社会論・芸術論・コミュニケーション論・政治論・経済論など内容は多岐に渡りますが、堅めの文体で記されていることが多いため、慣れておきましょう。

新聞の経済面・国際面などを活用し、文に触れる機会を多くするのがポイントです。

古文

法政大学の古文は、他大学と比較しても標準的なレベルです。

まずは基本的な古文単語をマスターし、読める文章の幅を増やしておきましょう。

特に、文脈により意味が異なる古文単語が頻出である傾向が強いため、注意が必要です。

丸暗記だけに頼らず、文中での使い方も意識しながら覚えましょう。

助詞・接続詞など現代文の論説文を読む際に必要な文法は、古典でも同様に抑えておく必要があります。

文章内の位置関係だけでは憶測できないような古典文法も多いため、「現代語訳ならこうなるはず」という先入観を持たずに取り組むのがポイントです。

漢文

漢文で必要な基本的な単語・文法の暗記が必要です。

法政大学の漢文はそう高い難易度ではありませんが、基礎基本が抜けていると正答できない問題ばかりです。

まずは基本に忠実に、時間を割けば確実に点数が取れる勉強をしていきましょう。

また、ある程度基本的な知識が身についたら、返り点対策に踏み込むのがよいでしょう。

参考書や問題集で返り点が出題されていない文章であったとしても、返り点を消して1から自分で作成できるレベルにまで持っていくのがベストです。

日本史

法政大学の日本史は、僅かな違いを指摘するようなややこしい正誤問題が多いです。

日本史の勉強をする際はどうしても新出単語の暗記ばかりに気を取られてしまいますが、年号・人物・地域に至るまで、関わる全てを暗記する必要があるでしょう。

単語をバラバラに覚えるのではなく、前後関係や因果関係を理解しながら知識として定着させることが欠かせません。

また、どの学部でも、必ずと言っていい程史料問題が出されています。

学部によっては資料集に掲載されていない史料を活用することもありますので、初見レベルを高めておく必要があるでしょう。

見たことのない史料のどの部分に着目するか、いくつかパターンを見て慣れておくのがよいでしょう。

世界史

法政大学の世界史は、記述形式偏重のため他大学より難しい傾向にあります。

問題文だけでなく地図やグラフなどのデータを読み取る力が求められ、その上で速やかに自分の解答を文章化するスキルが求められます。

また、どんなに記述力が高くても基本的な知識がないと解けない出題が多いため、基礎と記述の両方をバランスよく整えていく必要がありそうです。

法学部や経済学部では、200文字以上の記述を求める出題が行われます。

内容は、事象が起きた理由や、ひとつの事象がどんな分野にどんな影響を与えたなど関連性を問うような問題が多いです。

単語の暗記だけでなく、時代ごとの移り変わりや相互作用も学んでおくことが大切です。

数学

法政大学の数学に目立つ難問・奇問が出るケースはほとんどありません。

そのため、国公立や早慶にも対応できるような高いレベルの対策をするよりは、基礎・基本寄りの対策に時間を割き、何度も同じ難易度程度の問題を反復するのがよいでしょう。

ただし、微積分に限っては他よりも難易度が高めに設定されている割合が高いため、微積分単元のみハイレベルな対策をしておくことをおすすめします。

そう難しい問題は出題されないため、まずは「点を落とさない対策」を重視しましょう。

化学

理論化学からの出題割合が多いという特徴があります。

学部ごとの一般入試の方が全体的な知識が問われる傾向にあるものの、他大学と比較するとやはり理論化学が多めだと言えるでしょう。

そのため、頻出単元である理論分野を優先して学習し、点差を広げるのがポイントです。

「どこから手をつければいいか分からない」「点数に直結する学びがしたい」と考える人どちらとも相性がよく、焦って難易度の高い問題ばかりに取り組んで時間をロスすることもありません。

化学は一見すると単元ごとに独立した知識を活用するように思われがちですが、実は単元を横断した問いを出題しやすい科目であり、複合的な知識が問われます。

間違えた問題が1つあったら関連する単元でもミスが発覚すると考え、遡りを重視するのがよいでしょう。

物理

物理のなかでも特定の単元からの出題に偏っているのが法政大学物理の特徴です。

特に力学・電磁気・波動からの出題が多いため、ここでニガテを作らないよう徹底的に対策しておきましょう。

他の単元に関する難易度は比較的平易ですが、上記で挙げた3単元に関しては難易度の高い問題も出題されます。

MARCHや早慶クラスの物理の過去問をピックアップし、力学・電磁気・波動のみ探して解くのもよいでしょう。

また、数式を用いた算出や用語の暗記だけでなく、実験データを用いた問題にも慣れておきましょう。

生物

法政大学の生物は年度によって扱う単元が異なりますが、そのなかでも遺伝情報と生物代謝からの出題が多い傾向にあります。

DNA・環境に対するヒトの反応・体内環境の維持に必要な要素・交配実験などの分野は確実に抑えておきましょう。

また、自然選択や集団遺伝に関する基礎知識も備え、計算問題以外の遺伝分野に対策しておくことも効果的です。

いわゆる「捨て単元」がないため苦戦することが予測されますが、難易度そのものは高くないため基礎基本を重視した学びが重要です。

法政大学に受かりたいならするべきことは?

法政大学に受かりたい場合、それなりの受験勉強を経る必要があります。

下記では、特に押さえておきたい受験のポイントを解説します。

最適な1日単位の学習計画

第一に、1日単位の最適な学習計画が必要です。

月ごと・季節ごとにやるべきことを分けて全体のイメージを持つことも大切ですが、最終的な合格は1日単位の学習を積み重ねた結果だと言えるでしょう。

法政大学の出題傾向を読み取り、自分に足りていない知識や苦手分野を浮き彫りにしたうえで、両方を照らし合わせた効率のよい学習計画を作る必要があるのです。

また、睡眠時間やリフレッシュの時間を削った無理のある学習をしていると、受験直前にスタミナ切れを起こすことがあるため注意しましょう。

学習計画づくりに不安がある場合は法政大学の受験に詳しいプロフェッショナルやコーチングサービスを活用し、パーソナライズされた学習サポートを受けることがおすすめです。

計画を確実に実行すること

第二に、前項で立てた計画を確実に実行することが必要です。

学習計画を立てた段階で逆転合格のイメージが根付いてしまい、満足してしまう受験生は意外と多いものです。

また、「1日の遅れであれば次の休みにカバーできるだろう」「リフレッシュも必要だから今は休んでおこう」と学習計画に反することをしてしまい、常態化してどんどんスケジュールに遅れが出てしまうこともあるのです。

法政大学への合格は、決して楽なことではありません。

他の受験生より遅れを取ってスタートするのであれば、学習計画もある程度厳しいものになるでしょう。

法政大学に合格したい!という強い意志を持ち、計画を実行していくことが大切なのです。

学習内容を100%理解すること

第三に、学習内容を100%理解することが前提となります。

法政大学の合格を狙う場合、高校1年生・2年生の学習範囲を丁寧に復習している時間がありません。

おさらいを兼ねて復習する機会があっても、再度同じ範囲に戻って理解度を確かめることはできないと考えておきましょう。

そのため、一度習ったことはその場で確実に理解し、自分の知識として習得していく必要があるのです。

とはいえ、勉強していない状態から一発で全て理解するのは難しいでしょう。

一度で理解できなかった部分は学校の先生・予備校講師・チューター・インターネット上の情報・参考書などをフル活用し、その日のうちに解消するよう意識します。

翌日に持ち越すと理解がどんどん遅れてしまうため、特に注意が必要です。

まとめ

法政大学に受かりたい場合、学部ごとの偏差値や科目ごとの出題傾向を理解しておく必要があります。

癖のない出題が多いので、無駄なく的確な勉強スケジュールを組み立てれば他大学との併願もしやすいでしょう。

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